デニムって洗った方がいいの?洗わない方がいいの?
デニムって洗った方がいいの?というご質問を頂きましたので、解説しておきたいと思います。
デニムって一昔前は洗わない方が良いという噂があり、デニムを洗わずに履いている方も意外にも結構多いのではないかと思います。
高校生くらいの時にデニムを洗わないで1年以上も履いていたのに、母親が勝手に洗濯していた・・・
なんて経験ありませんか?
女性は少ないかも知れないですが、男性なら一度はあるのではないでしょうか?
そもそもデニムってなぜ洗わない方がいいの?
なぜデニムは洗わない方がいいのか、解説したいと思います。
洗わない方がいいという風潮はヴィンテージブームの頃からだと思いますが、かれこれもう20年くらい前です。
ダウンタウンの浜チャンやSMAPの草gくんやキムタク、その他の有名人がヴィンテージ好きで有名ですが、ヴィンテージは色落ちが命と言われるくらいインディゴが貴重なものでした。
そもそもヴィンテージってなんぞや?ってわからない方もいるかと思いますが、ここではインディゴを使用された60年代以前のデニム(アメリカ古着)とイメージしてください。
(70年〜80年代の古着もヴィンテージですが、人によって定義は違うかと思います)
ヴィンテージは洗えばインディゴが落ちていくもので、ヒゲやアタリと言われる雰囲気の良くカッコいい色落ちが出せるもので洗わずに履いた方が綺麗に出るものでした。
ヴィンテージデニムの新品の状態で糊が付いている状態ですと、デニムが硬いので太腿付近のシワが出来てくるのです。
その状態でずっと履いていると、色落ちする部分が定まってくるので色にメリハリが出るのです。
洗濯してしまうと糊が落ちる大幅に縮みが入るので、形も崩れてきますので殆ど洗濯せずに1年も2年も一生懸命色落ちをさせていたのです。
洗う時は汚れだけを落とす為にデニムを裏返しにして、紐で縛った状態で洗濯していました。
そういう履き方が流行していたので、ヴィンテージデニムは洗わない方がカッコ良かったのです。
しかし今では、そんな風潮も去りヴィンテージどころか、ヴィンテージ加工デニムとして色落ちしたデニムが発売されるようになりました。
時代は代わり海外ブランドでもセレブ系デニムなんかも流行し、色落ちしたデニムやペンキ付き、ダメージの入ったデニムなど海外の有名人が履いておりました。
最近のデニムはインディゴなど使われているブランドも殆どありませんし、色落ちは初めから加工されてあります。
そして、そう簡単には色落ちしません!
そうなると洗濯?はするげきです。
洗濯しないとただの汚いデニムになってしまいます!!
勘違いしている人が多いのですが、デニムは洗濯しましょう。
もちろんデニムやその他洋服を買取りに出す際は洗濯しましょう。
ジャケットやニットその他シャツなどでも形が崩れる、洗濯しない方が良さそう、品質表示にドライマークやクリーニングと書いてあるものは避けてください。
ちなみにヴィンテージは汚れている場合のみ、裏返してネットなどに入れて洗濯しておきましょう。(パッチなど破れないように)
洗濯出来るものは洗濯しないと汚れやニオイも査定下落の原因になります。
湿気やタバコのニオイは査定下落の原因
湿気やタバコのニオイは査定が下がります。
高く買取ってもらうコツ!でもご説明しておりますが、買取ショップは店頭やインターネットでの販売をするのです。
もちろん簡単なお手入れはされますが、洗濯せずにそのまま販売する事になりますので、湿気やタバコのニオイがヒドいようですと、販売価格もさがりますので、必然的に査定も下がってしまうのです。
一人暮らしの男性や女性でも自分の家や家庭のニオイは普段のニオイなので、気付かないものです。
クローゼットやタンスの中に綺麗に折り畳んだ状態で殆ど着ていなくても、ニオイは着くものです。
閉め切った部屋でタバコやお香のニオイで充満していませんか?
お香のニオイならいいだろう・・・それも勘違いです。
爽やかな洗剤のニオイであれば良いですが、無臭の状態が一番いい状態です。
デニムも含め洋服の買取りに出す際は、洗濯出来るものは必ず洗濯する事をおすすめします。
洗濯出来ないものはクリーニングかファブリーズなどで消臭し、天日干しして極力臭いのないようにしておきましょう。